ABOUT NEPAL no.2

自然と魅力

ネパールという名を聞くと多くの人々が山や自然をイメージするように、一度そこに訪れたら美しい山々と自然に出会える。美しい自然は人々の心を和ませ、穏やかな時間を与えてくれる。そしてネパールには地球上で一番高い山のエベレスト、世界で最も高い峰が11もあり、多くの人々を魅了している。

エベレストはネパール語でサガルマタといわれ、空の女神という意味である。またチベット人は、宇宙の母なる女神という意味を持つチョモランマという名称で親しんでいる。エベレストの高さは8,848メートル、そして29,029フィートある。最初にエベレストに登頂したのは、ネパール人のThenzing Norgayとニュージーランド出身のEdmund Percival Hillary氏である。南東の山の背のルートを経由して1953年5月29日に頂上に到達した。それ以降、多くの登山家が登頂に挑戦している。今では多くの観光客が、本格的な登山をしたことがなくても気軽にできるトレッキングに挑戦している。自然を体全体で感じることができ、今まで見たことのない美しい風景は人々の心に深く刻まれる。特に自然に触れることができるということで、川下りやバードウオッチングなども人気がある。

またネパールには美しい山と自然があると同様に、歴史的に古い寺院や建造物も人々を惹きつける。カトマンズの町を歩いていると、ネパールの奥深い歴史を肌で感じとることができる。歴史的に宗教と民族は深い繋がりがあり、現在においても多くの人々が毎朝寺院で祈りを捧げるように、宗教の存在は非常に大きい。そしてブッタの生誕地として知られているルンビニでは、世界中の仏教徒がこの神聖な場所に訪れる。

ネパールは、どこか昔の日本を思い出させるような穏やかな時間が流れている。現地の人々の優しさに触れ合うと、日本人が見失いかけたものを改めて気づかされる。しかし時代と共に変化する流れは、現代の若者に大きく影響を与えている。今まで築き上げたものが失われないよう、すばらしい文化や自然を守っていくことが今後の課題ともいえる。

Copied title and URL